最終巻

 ハリーポッターの日本語版最終巻が来年夏に発売されるそうだ。
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 今日のBlogは「ネガティブ・キャンペーン」なので、以下進まれることはお薦めしません。
 ご存じのようにハリーポッターは全7巻で、主人公のハリーポッターが魔法魔術学校ホグワーツに入学する11歳から17歳まで(最終巻に19年後のエピローグ有り)の物語である。シングルマザーの著者が温めていたファンタジーが全世界を虜にしたわけだが、現在までに全世界で3億部の発行を誇る文字通り超ベストセラー・シリーズであるし、現在映画もストーリーにほぼ忠実に進行中である。
 日本では静山社と言う小さな出版社が版権を持つ。
 さて、実は最終巻の第7巻は既にこの夏全世界で発売されているわけで、なんと日本語版は1年遅れという、このインターネット世界では信じられない体たらくである。出版元をはじめとして原書を読んだ感想などに神経を尖らせているようだが、現在のインターネット世界では全く意味を持たない。だからこそ、日本語訳もわずか数ヶ月遅れ、見たいな素早さが必要なのだ。
 翻訳者はニュースで、主に日本で活動しているが居住地をスイスに移動して納税申告をしたため国税から追徴を受けたと聞く。他人のことはどーでもよいが、儲けたならしっかり納税しろよって思うよね。外国に逃げて、税金少ししか払わないなんて都合良すぎ、悪質(苦笑・・・嫉み100%)。
 そんなゴシップも影響しているのかもしれないが、当の原作者はそれ以上に裕福になってしまったのか、第1巻では極めて内容が濃かった話がどんどんどーでも良いような話で膨らませてしまい、ついには倍近くの厚さになった。原書も厚ければ、当然翻訳も厚いわけで第4巻からなんと2冊組になってしまった。
 当然買う方も躊躇するわけで、重さも価格も2倍なのに内容は回りくどいというインフレ。だから増刷を必要とした前半に比べ、とうとう第6巻はかなり店頭に山積みの期間が長かったように思う。
 翻訳者が追徴課税で精根尽き果てたのか(苦笑)、日本語版は半年以上先となれば子供以外誰も見向きしなくなるかもしれない。私も既に原書をざっとさらってしまったので、来年の夏に日本語版を\4,000以上出して買うかと聞かれれば、NOだ。ネットで相当「誤訳」としてバッシングされまくっているが、私の悲惨な英語力でも呆れることが多いのだ。例えば、教師の「office」を「事務所」と訳するのだよ、この人(認知症か?)。

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