NAS、ナス!
昨年末以来、懸案だったバックアップの切り札?「NAS」“ナス”。ようやく導入することができました。
NAS=Network Attached Storage、つまりネットワークに接続して使用するファイルサーバーのことで、もっと平たく表現すれば「ネットワーク接続型外部ハードディスク」です。当院では現在4台のIEEE1394b接続の外部ハードディスクを使用しておりますが、私の管理が今イチ悪いので、内容を整理しきれずにおり、十分なバックアップ体制が確立しているとは言えませんでした。
そもそものきっかけは、服部先生のところでデータが吹っ飛んだという恐ろしいニュースで・・・<合掌。そりゃ、慌てましたぜぃ!<(>_<)ゞ
ネット・オークションで(比較的)安く購入しました。これ単体で、RAID「レイド」=Redundant Arrays of Inexpensive Disks、 つまり複数のハードディスクを一つのハードディスクとして管理記録するシステムが構築することができます。一般的にRAIDを構築するにはPCへインストールしたソフトウエアで制御するか、あるいは専用のハードを使うかのどちらかになります。後者は言い換えれば、RAID用のソフトウエアを動かす専用のPCなのですから、それだけ分高価です。
一般的にRAIDは5が有名ですが、実はこれでも不備があるらしく最近はRAID 5を改良したRAID 6が登場したそうです。でも私の場合はデータの複製保存なため、RAID 0+1という方法を選択しました。この機器では4台のハードディスクを一括で稼働するため、二つのハードディスクに同じデータを書き込むミラーリングと呼ばれるRAID 1がそのまま利用できない仕様で、ミラーリングを選択する場合には苦し紛れ?に二つのハードディスクを一つのハードディスクとして稼働するストライピングと呼ばれるRAID 0とを組み合わせたRAID 0+1と言う方法になるのです。
あいにく当院にギガビット・LANハブが無いため、まだ性能を十分生かし切れていないようですが、100Baseのハブ機能でもかなりの速度で書き込むことができ、個人的にはかなり満足しております。ただ、現在高容量ハードディスクの価格が下がっているので、この製品のオプションである追加用ハードディスク・カートリッジの価格が高価なのが不満ですねん。