1打席勝負。爽やかだったが、ちょっぴり

 
 「Get set, Go!」 
 
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 本当に爽やかな作品でした。
 

 ただし、フライング(?)で原作を読んでしまったのため、自分的にはちょっと残念な点も<苦笑。
 
  
  
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(以下ネタバレあり)
 
 高校3年生の2学期の終わりに転校してきた瑛太は親友の陽斗と再会したのをきっかけに、片思いだった中学時代の元同級生と新たな友人たちと、友情と恋と卒業とほろ苦く甘酸っぱい青春が爽やかに語られました。 
 
 振り返り、
 第1話の瑛太と陽斗の1球勝負のシーンは最大の感動もの。片思いする葉月に告白するきっかけに瑛太が巻き込まれます。特にBGMに使われた in unison がトランペット1本から3本、やがて吹奏楽部全員演奏となり、更に三つどもえの片思いを担うヒロイン美緒が登場し、この勝負をぐんぐん盛り上げます。事実秀逸な演出は、最後の1球に西部劇か時代劇の決闘シーンを彷彿させ、BGMがブラスバンドから弦楽器に移行し、勝負を最大に演出します。更にもう1人のヒロイン恵那が鮮やかに関わるのも素晴らしい。
 
 二度目の1打席勝負シーンは、瑛太が仕掛けます。美緒も葉月も依子の見守る中、ストレート勝負した瑛太ですが、自力に勝る陽斗に力負けしてしまいます。ここでも恵那の独白が素晴らしい。
 
 最終回の1打席勝負は、文字通り3度目の勝負。出来レースの様相でしたが、偶然目撃する恵那以外は誰も観客は居かった。卒業式に他の3年生と同じ扱いで「卒業生」と参加できていない瑛太は、余所者でした。だからこそ、葉月と依子には目撃して貰いたかったなぁ。だけど、唯一?の理解者だった恵那だけが、と言うのも狙ったのでしょうか。
 そういう点でやっぱり報われない。と言うか、やはり3学期だけの異邦人だった。決して卒業アルバムに載らない、既存のクラスにも所属しない「卒業生」。たまらなく悲しい。だから誰の目にも触れなかった。
 唯一親友の陽斗だけ。そして瑛太だけに手作りの卒業アルバムを送った恵那だけ。
 美緒が引き払った自習室に訪れた時、葉月も訪れたのは瑛太が知らない、女性たちの優しい心遣いだったのだろうか。
 
 
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 LINE5人組+後輩1人ですが、当たり前ですが主人公とメインヒロインの画像で終わります。主人公としては初恋の相手と一歩を歩み出し、更に転校元の同級生とも再び再会し大学生となります。瑛太的にはハッピーエンドですが、美緒の(ちょっと気に入らない)ツンデレ性格は肌に合いません<苦笑。一ヶ月も未読で仕返しなんて、、、この先が相当思いやられます。それこそ素を出しすぎでしょうw。
 
 
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 けど、爽やかで好い作品でした。実は葉月が相当なツンデレだったのがめっちゃ良かった!<爆。

 
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 あ、全巻Blu-ray予約済みです<核爆。
 
(追記)
 放送が終わって録画を何度も見直しています。実は原作本もあって、それこそ既読なのですが。 
 
 不満がいくつかありますが、その一つがモノレールなどの動きが、恐ろしいほど現実的なのに、登場人物の動きや(特に遠い)描写がぎこちない。特に野球の動きをどのくらい勉強したんだろうか???<苦笑。陽斗も瑛太もホームランシーンは全てひどい振り遅れです<核爆。打球音もあれじゃ軟式です。甲子園とか言ってましたが、硬式です。硬球の打球音はもっと鋭く文字通り硬いのです。それにゴルフやテニスなんかじゃ無いのだからあの振り方も変過ぎwww。

森川さんの顔色も変。土人みたい・・・orz。おれの葉月に何してくれてんじゃあ〜<激怒。
 
 最後のLINEで「うしろ」なんて打つより、写メの音とその画像添付の方が今風でしょう。原作本で2人の画像のやりとりの演出がアニメでなされるかと思ったのですが、、、。既読が付くところも、瑛太の口元でも驚きを表現して貰いたかった。
  
 しっかし、いくら重大な決心のLINEをスルーしたからと言って、1ヶ月放置とか、あり得ない高慢さです<汗。しかも向き合った一瞬の後の不満そうな表情も、あ〜ダメだなぁ。絶対大学時代に何度も喧嘩&絶交するな、コイツら<苦笑。
 
 ネットで、瑛太が推薦を貰った「上叡大学」は「上智」ってのは判ったのですが、すれ違いで受験した「翠山学院」は「青山」と言うのも語呂も合っているのですが、受験で描写された正門が「学習院」って、ワザとですかね〜w<困。

 
 
 

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