やる気が・・・
やる気が失せている。個人的な事もだが、スタッフの入れ替えの事も悩みだし、相変わらず上手くならないテニスの後で首や腰を痛めやすくなってしまい自らの肉体に閉口しているのも理由の一つだ。
さて現在頭を痛ませている、もうわずかな命となった(?)当院のパノラマと自現機のことを今日の話題としよう。
親友(言わずも知れたあの宇都宮のK先生だ)が医院の改装と同時に機器の入れ替えをすることとなり、私もついでにパノラマの入れ替えを相乗りさせて貰った。つまり、2台一緒だから安くしろ、と・・・<苦笑。以前にも書いたが、長年の悩みだった自現機のメインテナンスと処理液の廃棄からの脱却もその大きな理由にある。だが教祖モグラ(いや最近は「土竜」)大王さま(笑)の2004年1月の大きなつぶやきにも、デジタル化への否定的なご意見のように、実は大きなハードルと言うか暗く深い深い溝が(どっかで聞いたことのあるセリフ?)ある。しかもデジタルの世界では決して短くない2年という年月が経過しても、この分野は全く改善が無い。全くやる気がない話なのだ。
最近のぼやきにもあるように、デジタル化を進めれば進めるほど、フィルムの性能と言うか画質には相変わらず驚かされる。それでもなお!、と言う気にさせるのは、口内法ではなくパノラマであるということと、なんとか「なんちゃって」でも良いので断層画像を院内で獲得したいという理由なのだ。もちろん怖いモノ見たさ、ってのも否定はしないよ<撃沈。
残念ながらと言うか当院のレントゲン室は、築20数年のRC造の分厚い躯体で出来ているため、高価なCTは入らないし、唯一可能な3DXときたらパノラマ撮れないなんて、変!。で、結局てか幸いなことに高額商品はさっさか諦た<狂喜(意味不明)。それにCTは金属修復物によるアーチファクトがひどいので、最初の診断には使えても経過観察には不向きだという意見も無視できない。また、当院の近くには歯科用のCT撮影を依頼できる病院が見あたらない。実は市内には、2つの大学病院を含め、あるにはあるのだが「歯科用」ではなく、ヘリカルCTの応用で、大体医科用のCTの被爆線量って言うのは歯科の想像を超えているし、医科の防護のずさんさは筆舌に尽くしがたい。例えば口内法の撮影の際、全ての歯科医院では鉛入りのエプロンを付けさせているはずだし、特に甲状腺の防護に意外と気にしている繊細な歯科医師たち・・・。それに比べ、例えば整形外科のレントゲンで鉛入りのエプロンを着た記憶があろうか???CTの撮影時に、撮影とは関係ない部分にエプロンはするだろうか???変だよね?
さて話をもどし、パノラマのデジタル化に際し次々に問題が・・・。
まず自現機のある場所にサーバーを置く予定なのだが、実は手現をすぐその隣で作業している。やはり口内法のデジタル化は見送ることになったのだが、廃液の問題は量的には月換算で1/20以下となるが、やはり無視できない事だ。大体排出量が減るのだから、今までのような20?ポリタンクでは保管している間の問題の方が何倍も出てくることは間違いない。それに現像・定着後のわずかな時間でPCカードアダプタの接触不良が起きた経験から、現像・定着液を実際に使用する従来の銀鉛のシステムとデジタル機器とは、実は互いに相容れぬものなのです。
(つづく)