家電の力

 とうとう、2006トリノ冬季オリンピックが閉幕しました。始まれば、終わりも来ます。何故か8年前の長野オリンピックの事を思い出してしまいました。最終日に長野の街の様子を見にいったのですが、意外に盛り上がっていなくてちょっとがっかり。そう言う点でもトリノはしっかり盛り上がっていて、グッズも継続販売とかでうらやましいです。高価なスノーレッツのグッズが買えなくて、がっかりだったのですから。
 
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 さて、現在フロリダで開催されている総合写真機材ショーPMA2006で、松下から4/3システムのカメラが発表されました。中身はオリンパスのE-330だそうですが、考えすぎたE-330のスタイルに比べ、コンサバなDMC-L1のデザインはちょっと魅力的です。
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 レンジファインダーカメラのような雰囲気が良さげですが、ライカブランドの馬鹿でかいズームレンズがちょっと変?。レンズもボディも、もう少しコンパクトになると良いのに。そもそも中身のE-330自体、センサーが小さいのにKiss-DNより大きいのだからかなり変。
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 一方Pentaxからのニュースですが、パンケーキ(様)レンズとNikon D200の向こうを張るようなAPS-cサイズ1,000万画素センサー搭載D-SLR、そして645ボディの1,800万画素中判D-SLRが発表されました。先日発表されたCanon EOS 30Dは800万画素維持でしたが、その根拠に高画素によるノイズ処理をあげておりましたし、対する縞ノイズでケチがついたNikon D200の高ISO画像はいまだに評価が低いようですので、Pentaxのセンサーがどのような画像を出力するか興味深いところです。今までのPentax D-SLRのセンサーはNikon D70等と同じくSONY製と聞いております。混乱しそうなのは、PentaxはD-SLRにおいてSAMSUNGのOEMをしており、SAMSUNGはSONYと合弁の液晶パネル工場を所有していること、そのSONYはKonicaMinoltaの資産を譲り受けていて今年夏にSONYブランドのαマウントシステムのD-SLRを発表する予定なのですから。あ?、訳がわからん・・・。
 
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 645や67サイズのカメラを生産していたPentaxならではの機種展開で、コダック製と発表されているセンサーを搭載する645サイズボディのD-SLRがはたしてどの程度EOS1DsMkIIの牙城を崩せるか、また*ist-Dに似たボディのセンサーがどこの製品なのか、なかなか興味が尽きません。勝手に想像しているのですが、このセンサーがSONY製なら(間違いないでしょうが)、この夏から多くの1,000万画素ボディが登場する可能性を秘めているわけですし、これがもしSAMSUNGが絡んだとなると(これは期待薄ですが)いよいよもってKORIANパワー恐るべしですしね。そう言う事を恐れる?のは、SONYの液晶テレビの出荷が世界一になったニュースを思い出したからです。ただ、これには訳があって、その対抗だったシャープの増産が間に合わなかっただけというのですが。ただ当院で使用しているシネマディスプレイを含む現在全てのAPPLE製のモニターのパネルはSAMSUNG製ですから、何が起きているのか判りませんって。でも結局SONYが美味しいところを持っているってことですか??
(追記)
 デジカメwctchの記事によると、Pentaxの上級執行役員イメージングシステム事業本部長の鳥越興氏がSONY製を完全には否定しなかったこと、SAMSUNGとセンサーの共同開発を望んでいることを語った。と言うことは、Pentaxはかなり持ち直しつつあるのかもしれません。そして新型D-SLRのセンサーはまだ不明ながらも、カメラに関してはかなり期待できそうな出来のようです。

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