メモリーの近未来

 iPod nanoが発売され、Yodobashiでは4GBモデルが入荷未定だと聞く(でもApple Storeにはいっぱいあったよ?)。だがその驚くべき戦略的価格設定も、Samsungの技術的背景があってこそだ、との事だそうだ。そのSamsungではすでに16GBのものまで試作済みらしい。
 恐らく近い将来の小型ノートPCにおける主記憶媒体として期待されているようだが、それ以前にパソコンはおろかデジカメをはじめムービーにおける搭載メモリーの主力となることは、間違いないことだろう。もうこうなると、記録される速度が命となることは明らかだ。
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 色調が命である口腔内撮影においても、Rawモードの意義は確かにあるが、直接撮影の意義よりも銀鉛スライドのコピーにこそ最大のメリットがあると今は思う。Jpegで撮影した情報をPhotoshopで調整した画像は、見かけでは良さそうに「見える」。だが表現媒体が異なると見かけの化けの皮が剥がれ、無惨な正体を曝す。
 そんな破綻を可能な限り避けるためには、「可能な限りオリジナルに手を付けない」で「見られる(満足できる)」データが必要となる。そのためには撮影時での設定が命となるのだ。だが、それでも破綻が避けきれない場合がある。スライド複写。現時点でベストであろう設定はRaw撮影なのだ。しかし、Rawデータの容量が大きく、カメラのバッファにも記録メモリーにも負担が大きい。その解決にまさしく大容量のメモリーが必要となっている訳だし、それがかなり安価に供給されようとしている時代が到来しつつあるのだ。
 さて品薄のiPod nano、あまり積極的に使う気はないのだが、魔が差して衝動買いしてしまったことを白状してしまおうかな?(って、もうしてるじゃん)

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