カロッツエリア-3

 ピニンファリーナに行きたいのだが、ベルトーネでまだ忘れてはならない人物が二人いる。ジウジアーロとガンディーニだ。ジョルジュエット・ジウジアーロは日本でも大変有名なデザイナーである。ベルトーネを退きギアを経てイタルデザインを設立するが、その間傑作が数多く生まれ出る。フィアット・パンダ、VWゴルフ&シロッコ、ランチア・デルタ、ロータス・エスプリ等々、日本車でもいすず・117クーペ&ピアッツア、スバル・アルシオーネSVX、トヨタ・アリストなど。カメラでもニコンF3以降のフラッグシップ一眼レフを手がける。デザインのポイントが赤いラインや赤いポイントなのも(模倣もあるだろうが)判りやすい点であろう。個人的には1992年にBMW12気筒エンジンを乗せたColumbus=コロンブス=Colum-BUSが印象的であった。
columbus.jpg
一方、マルチェロ・ガンディーニと言えば、何が無くともランボルギーニ・カウンタック(クーンタシュ)だろう。そして前回私の憧れで紹介したランチア・ストラトス! 多くのランボルギーニのスーパーカーたちをデザインしたことで知られるガンディーニだが、他にもシトロエンBXやをデザインしたがたった一台異彩を放つフェラーリDINO308gt4をデザインしたことでも知られる。

2 Responses to “カロッツエリア-3”

  1. 五十嵐 祐 Says:

     二十歳のころにルノーサンクのデザインが気になって仕方がありませんでした。その強烈なデザインは、サンク→ターボ→ターボ?と、オリジナルデザインがどんどん崩れて行く過程にあっていっそう美しさが引き立ってゆきました。ターボ?のフレンチブルーなんて、おんなで言えば・・・。
     サンクがマルチェロ・ガンディーニのデザインだと知ったのは魅力のないルテーシアにモデルチェンジしかかった時期でした。

  2. kimura Says:

    いらっしゃいませ五十嵐先生。
    どうぞ、ご遠慮なく書き込みまくって下さいませ<笑。
    確かフロントにあるエンジンをターボ化して荷室のミッドシップに載せ替えたクルマでしたね。当時同じホットハッチとしてのライバルはGOLF GTIで、これはジウジアーロですから同じベルトーネ出身のデザインで対決していたと言うことになりますね。