時代とどう向き合うか(1
「デジタル」の時代になって、どうも取り残されているのは我々の業界だけではないか?。
例えばレントゲン一つとっても、今や全滅状態のフィルムをいまだに固執せざるを得ない。だが時代の流れは、解像度や鮮明度がどうのこうのは聴いては貰えそうもないのだ。
世間ではもはやフィルムの存在自体がほとんど忘れ去られた感さえある。それは業者の思惑にはまっているのかも知れないが、別な視点で捉えれば我々が近視野で鎖国状態なだけではないのか。だが、「今までのでよい」という今しか考えていない我々の悪しき常識が邪魔をしていたのも事実だろう。10年経過ぐらいでは表在しないだろうが、20年30年という時の流れの中では、いったい恒常的なものはどのくらいあるのだろう??
確かに良いものは良い。それは長い歴史により常に進歩・改良されてきた結果なのだが、いつまでもあるわけではない。
今ある、将来駆逐されるかも知れない技術に固執して新しい分野に目を向けることなく、メーカーの言うままに流されているまま。接着と全く同じ轍を踏んでいるのを、見て見ぬふりをするしかないのだろうか?