アンティークの落とし穴(2)
今回の「アンティークMONO」は、実は意図して入手したMONOではなかった。ただオークションで手頃で平均価格よりかなり安く、しかも美品に思えたから。
最初のMONO話題は出口に相当する部分。
雑誌で読んで憧れ、初めて訪れた秋葉原で衝撃的な情景を刻んだMONOはMcIntoshとJBLに他ならない(くどいがMacintoshではない)。当時法外と思える値札を付けられた「それら」は、まさしく裕福な憧れの国から飛来し私が抱く「輝ける未来」と重なった。
ヘタな前振りはいい加減にして(^^ゞ、当家に到着したMONOはまさしく「美品」と言ってまちがいなく、お目当てである七宝格子も極めて良い状態でした。
さて思わぬ落とし穴だったのは、こいつの入力端子が「伝統」の貧弱なスプリング式だったことに失念していたことであります。失念とは、売り払った「先代」も全く同じような端子であったからで、このメーカーは1980年代末までこの手の部品を使っていたのですなぁ。
現代では殆どのスピーカーの入力端子は極太ケーブルにも対応出来るように、ネジ式かバナナプラグ式(あるいはその併用)になっています。
もうお判りでしょう、事前に買い求めていた(思ったより)太めのスピーカーケーブルが、、、封を開けて・・・放置されたまま<号泣。