見かけによらず、燃費


 続クルマの話。今度は燃費。

 最近は「ダウンサイジング」と称して、今までのインフレだらけのエンジン排気量が、暴力的な縮小傾向にある。特に欧州車で顕著。
今回のSUVのジャンルではないけれど、ミニバンWV Sharanはあのボディでなんと1.4リッター(ターボ+スーパーチャージャー)だから恐れ入る。

 30年以上前、実家で所有していた2.8リッターのクラウンと叔父の2リッターのクラウンは、日常の燃費がほとんど変わらなかった。驚くことに高速では、大排気量の方が燃費が優れていた(実際一緒に旅行に行って、確認済み)。結局最も大きな差は、税金(当時の3ナンバーの税金は5ナンバーの約3倍!)だった。
 ところが現在のダウンサイジングはサイフにも優しく、Q5に至っては高速を使う水曜日の出張時、車載の怪しいコンピューターの表示でも12km/lは容易。実はランサーも制限速度で巡行さえすれば(冷汗)、10km/lはたやすく達成可能なのだ。昔の、過給するとガソリン大食いのターボエンジンとはかなり異なるようだ。

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AUDI Q5 車両重量1,870kg(1,900kg)、エンジン1,984cc直列4気筒ターボ、最大出力211ps/最大トルク350Nm、10・15モード燃費10.6km/l

VOLVO XC60 T6 1,930(1,950)kg、2,953cc直列6気筒ターボ、304ps/440Nm、9.1km/l
BMW X3 xDive35i 1,900(1,930)kg、2,979cc直列6気筒ターボ、306ps/400Nm、12.0km/l
VW Tiguan Leistung 1,670kg、1,984cc直列4気筒ターボ、170ps/280Nm、11.6km/l
MB GLK3000 1,910kg、2,996ccV型6気筒、231ps/300Nm、9.1km/l 左ハンドルのみ
TOYOTA Harrer Hybrid 1,960kg、3,310ccV型6気筒+モーター、211ps/288Nm+前輪用モーター167ps/333Nm+後輪用モーター68ps/130Nm、17.8km/l
NISSAN MURANO 350XV 1,840kg、3,498ccV型6気筒、260ps/336Nm、9.3km/l
NISSAN SkylineCrossover 370 GT 1,740kg、3,696ccV型6気筒、330ps/361Nm、9.7km/l
LEXUS RX450h 2,130kg、3,456ccV型6気筒+モーター、249ps/317Nm+前輪用モーター167ps/335Nm+後輪用モーター68ps/139Nm、18.8km/l

LancerEvo IX 1,400kg、1,997cc直列4気筒ターボ、280ps/400Nm、10.0km/l

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