こんな世の中誰がした



 テレビはとうとうアナログ放送が停止になり、もうデジタル一色と言うか当然の様子。デジタル化への利点ばっかりのご都合主義。


 かくいう当家は、未だ(「いまだ」で検索すると今田耕司が出てくるのは極めて不愉快!<違)長野オリンピックに間に合わせて買ったアナログのブラウン管テレビとアナログチューナー内蔵&VHS兼用のレコーダー。しかも映りの悪いケーブルテレビから光テレビに乗り換えて、デジタル番組の多さに今ながらに驚く毎日。もういっこだめ押しすれば、個人用の安いDELLのパソコンモニターに繋げているのは、番組録画(地上アナログ+BSアナログ)兼用基本ゲーム機のPSXからようやく購入した型遅れの3チューナー内蔵レコーダーだし<恥。だから「もうそろそろ」と言う気もあるけど、ちょっとへそを曲げて「まだだろ」って(あ〜いい加減にしようっと)<苦笑。


 CDが登場したのは私が大学を卒業した年だ。思えばLPレコードやEPレコードのレンタルが話題になった時代でもある。魔法の光学ディスクと思えたが、約10年で様々な問題を指摘され現在に至っている。その後その改良版として、DVDやSA CDなど様々な規格が生まれたが、結局CDはCDで生き残った。恐らくはネットワーク・ダウンロードに行き着くのだろうが・・・。


 面白い事にスチルカメラは、ほぼ同じような時期に「マビカ」が登場。ただしこれはアナログ情報を電子媒体へ記憶するものだったため、「本当のデジタル」カメラが登場するのはもう数年を要する。「電子おもちゃ」からフィルムをデジタルセンサーに変更した現在のデジタルカメラに揺り戻されるまでさらに年月を消費したのは旗振り役が正しい未来を見据えていなかったためだろうが、現在既に失われてしまった規格(VHSやベータ、VHDやLD、あるいはスマートメディア、あるいはMUSEなど)も今現在生き残った規格も実はそう大差がないのかもしれない。

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