「デジタル一眼の10年 1.」を読んで

Posted 1月 5th, 2010 by kimura No Comments

 
 最初にはっきりさせておくことは、尊敬する金子先生にも、他の誰にも恨みなど全くない、ということです。NikonとCanon、特にNikon以外は。力一杯の恨みを込めて…-_-#<笑
 
 
 タイトルのBlogを懐かしく読ませていただきました。トラックバックもコメントも無いので勝手に自分のBlogで吼えます(笑)。私にも発言できる「権利」がすこしばかりあると思いますので(←をいをい)。
  
 
 今だから恥ずかしくもなく言える、価格とカメラ性能だけブレイクスルーだったNikon D1。今だにその画像の色調調整に困惑している、全くの厄介者。ただし、その結果としていろいろ学びました。
 
 1999年に金子先生が導入されたD1。当時の価格でカメラ本体だけで¥60万もしたのですから高嶺の花でした(今だって)。何度か書いてますが、当時の(プロ用)レンズ交換式デジタル一眼レフが本体だけで(付属品一切無しで!)¥300万もした時代のことです。しかし今や信じられないでしょうが、バッテリーチャージャーとバッテリーは別途に購入する必要がありましたから、予備バッテリーも必要となった当時¥80万円コースだったのですよ。それでもNikon D1の革命は今さら言うことはないでしょう。「あの性能」で「衝撃的な価格」だった。
 
 
 
 ただしD1の色空間NTSC採用とRAWデータの扱いは、私にとっては取り返しの付かない禍根を残す事となったのです。
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D1、最初の旅行に
 
 
 D1は、先駆者として登場した背景もあまりにも不運すぎた。当時、特にMacではNikon Capure(Photoshopでも)でのRAW現像は全く実用にならなかった(NikonやCanonのソフトはWindows用がメインでMac用は冷遇されていた)ばかりか、RAWデータを保存するHDDの容量も今や考えられないほど高価だったのですから(80GBで¥3万以上もした)。
 
 
 従って、カメラを信じて(苦笑)使い勝手がましだけど色調の怪しいJpegを使用せざるを得なかったのですよ。ただし、カメラでの再生時には何ら問題はなかったので、おかしいとはあまり思わなかったのも正直事実です。特に口腔内以外は何ら問題なかった!。ところがD1で撮影した口腔内画像をパソコンで開くと…、あり得ない画像が映し出され、結果Nikonのカメラは信用できなくなった…!。それはD100やD70で追い打ちをかけるのですが、またの機会にwww。
 ネットではMacユーザーでも、RAW現像用に最高性能のWindows機を組み立てるとか話題になってましたっけ。ただ、Windowsなら良かったのかと言えば、それは誤解で特に「Me」搭載機種は使用には到底耐えられなかった。
 更にマズかった事は、D1は今やどんなデジタル一眼レフでも搭載されている「RAW+Jpeg同時記録」が出来なかった点。これさえ可能であったならば、現在どんなに楽だったろうか、って思うことありますよ、ホント。ちなみにすぐ後から登場したCanon 1DにはRAW+Jpeg同時記録ができましたが、こっちは先だって発売されたD30ほどの酷さがなかったのでJpegでいまだに充分だと思ってます。そういう意味でNikonはD1のソフト面で対応を誤り、大いに躓いたと言えます。実はD1と言うカメラはプロ用として開発されたため、Jpegでは公称200万画素余りなのに、実はRAWでは倍以上の画素情報があって使用できた(のでは?はず?)とさえ言われてます。つまり現在のように一画素をそのまま使うのではなく、複数の画素をまとめて一つとして取り扱うある意味贅沢な仕様だったのですから、最高の素材だったのですよ。
 Nikonのデジタル一眼レフは「カメラ小僧(またはカメラ親爺)」の見方によっては、カメラとしての王道を歩んできたと言えますが、色調や内部処理に関しては結果的にかなり見誤った道を歩んできたと言わざるを得ません。Nikonのデジタル一眼レフが一応満足行く「色」になったのはD200やD80の時代まで待たなくてはならなかったと思ってます。そして登場したそれぞれのカメラごとの色が何故か異なるのは、今も変わっていないのかも知れませんし、極めて不愉快なことです。プロ・ハイアマチュア用と入門用で色調が違っても良いと考えているのかもしれません??
 
 その点、多少青っぽいCanonやNikonよりさらに赤っぽいPentaxなどの方が、色調が大きく破綻していなくて、もしかしたらはるかに正しかったし、どちらも「なんちゃってストロボ自動調光」だって今考えるとそれで充分「あり」だったと思えます。とにかく怪しくたって、とりあえず出来たのですから!。しない、出来なくした確信犯より結果的にユーザーに優しかったかも、と。
 
 
 ほんと、今は恵まれていると思います。Photoshopだけではなく他のソフトでもRAW現像が可能な上に、Jpegでも相当きれいな色がほとんどAutoで手に入る時代なりました。Core2以上のパソコンをお持ちなら、RAWで全く問題ないと言えますから。
 
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今年発売されるRED Digital Cinema社「TATTOO」。
 
 え?私はですって??
 ようやく最近のことですけど、大事なケースにはRAW+Jpegで保存していますよ。それと何故かいまだにNikonを使ってます。それはいまだに古いNikonのレンズを使っているせいで、マニュアルで補正する必要があり、Canonよりずっと直感的に判りやすい仕様だからです。ただしRAWで全て、となったらNikonもCanonも関係なくなってしまいますね。だって、よほど酷い条件でなければ、Photoshopなどの現像ソフトで充分補正できてしまうから。
 
 
  

2010デジカメの予想話題

Posted 1月 4th, 2010 by kimura No Comments

 
 
 個人的な趣味から、いくつかの気に入った噂サイトを登録し巡回している。
 
 その中からデジタル一眼レフの噂を掲載。ただし、純粋に転載、ではなく私個人の視点が入っているのでご注意を。
 
 
 Canon:最上位の1Ds、3,200万画素。入門機のKissもモデルチェンジ。中堅の50Dと5D mkIIの後継。
 Nikon:D700の後継が間もなく登場するかも(D900?)。中堅のD90、入門用のD3000の後継。D300sの後継は来年?。
 
 
 最新のデジタル一眼レフはライブビューや動画記録対応がトレンドで、銀塩時代とは使い方が若干変わってきているのかもしれない。
 
 
 
 あくまでも「噂」ですから、ウ・ワ・サ。
 
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私の2009デジカメの総括

Posted 12月 24th, 2009 by kimura No Comments

 
 仕事用のカメラも新調せずに乗り切った2009(涙)。
 
 
 いわゆる「お散歩カメラ」の必要性で全くの期待はずれのP6000の代わりを探して、たどり着いた結論がWX1とG11の2台態勢だが、もっぱらSONYの出番が圧倒的。このコンパクトさはどうも性能だけでは太刀打ちできない。
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 性能と拡張性からコンパクトなデジタル一眼レフも考えるが、決め手がない。強いて言えば、ペンタックスかマイクロフォーサーズ。
 前者は基本的にそう小さくない点(それでもそれなりに小さい)が問題。と同時に、残念ながらキヤノン・(一部の)ニコンには様々な点で一歩も二歩も遅れていると言わざるを得ない。ただし、マニアックなレンズ群とK-xの単三電池対応はかなり魅力的。以前Nikon P50を使用していたときに何度も救われたのが単三電池。
 一方マイクロフォーサーズは、手ぶれ補正内蔵ボディのオリンパスの遅く迷うAFと魅力のないレンズ群、パナソニックの手ぶれ補正機能内蔵レンズの巨大さに幻滅。それと問題発言だろうが、盗撮?するためには(苦笑)これらのカメラはシャッター音が気になる。別に××ー×の中を写すのではなく、講演画像の記録のために。そういう意味では動画対応も極めて重要になってきている。
 さて来年こそは、仕事用のカメラを始めとする一眼レフどもを新しくしてやらねば…
 
 
 
 
 

G11(その2)

Posted 12月 23rd, 2009 by kimura No Comments

 
 と言うわけで、相当気にして気合い入れて(ウソ)G11に期待したのだが…
 
 
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 期待はずれ、その1。意外と大きくて重いんだよ。ほぼ同時期に手に入れたCyber-shotが小さすぎ?なんだけど…。比べる相手が悪かった…。
 
 その2。電池が思ったほど持たない。消耗が早いのか、そんなものなのかは判らないけど、私が必要とする使い方だと、バッテリー1個では無理なのだ。仕方ないので、ノイズが多少多くて、設定によっては補助ランプが付いて慌ててしまうがSONYにリリーフさせることもしばしば。
 
 その3。これは仕様だから仕方ないのかもだが、動画非対応なこと。でも、今やデジタル一眼レフでさえ動画搭載だから、このカメラの特殊性をいくら考慮してもダメダメです<w。動画は今風に使うのではなく、実は講演会などで動画のプレゼンがある時があって、これはその時の記録に「使える」のですよ。静止画ばかりでないのです。
 
  
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 その4。アダプターを介するだけでは純正のリングライトは使えない。これはカタログを見ていて疑問だった部分。例のバッテリー&コントロール部分を、ホットシュー延長ケーブルとステーを使う謎が解けました。
 
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 つまりバッテリーケースが前傾していて、リングライトと接触してしまうのです。当然バッテリーケースが大きく重いので、バランスも悪い!。
 
 
 その5。標準で同梱されるのはストラップは、ベルト状のネックストラップ。じゃま!いらん!  仕方ないので、ネットで探してごついけどCanon製のハンドストラップを。これでよりスマートに。 
 
 
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 でもこんな凸凹のような2台のコンパクトカメラも、一眼レフより相当コンパクトで済むんですから旧式になりましたが30D(来年こそは…)の出番が激減するのも当然でしょう。でも高感度時のノイズやカメラのレスポンス、自由度など容積・重量・価格を除けばやはり一眼レフの使い勝手には到底かないませんけどね。
 
 
 

PpwerShot G11(その1)

Posted 12月 22nd, 2009 by kimura No Comments

 
 悩んで悩んだあげく?珍しくと言うか、久々に、いや、ようやくCanonのデジカメを買うに至った。これだ!
 
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 実は、私のデジカメデビューがCanon。PowerShot A50。ジュラルミンボディの28-70mmズーム搭載。当時は当たり前だったが、実は迷惑な同梱のCFは8MB!(爆笑)。当時の画像ファイルで20枚そこそこしか撮れない。まだ持っているぞ?(゜ロ)ギョェ
 
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 もうデジカメ記録用のメディアとしては標準と言って良いSDカード。
 
 
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 従ってこういうものをゲットしてみた。これはCFへ変換するアダプターで、かなり多くの組み合わせ(SDとカメラ)でデジタル一眼レフでも使用できるそうだ。もちろんこのオリジナルはパナソニック製のものだが、コイツは1/3程度の価格である。
 
 
 
 G11を選んだ理由のその1が、低照度時のノイズ特性。当然最新のAPS-Cサイズセンサーや35mmフルサイズの驚異的な高感度低ノイズには太刀打ちできないが、マイクロ4/3に比べてもかなり優秀と感じた。いや、マイクロ4/3が想像以上に高感度時のノイズが大杉なのだ。あ、誤変換ではありません、わざとです。念のため。
 その2は露出のマニュアル調整がしやすい(だろう)。ご丁寧にISO感度と露出補正をダイアルとしてをそれぞれ独立させ、しかも上面に!。
 
 その3はカタログによれば、リングライトが使用できる。…ならば試すしかないじゃないか!<笑
 
 
 
 そう言えば、どこかに捨ててしまった(全く使えない!<怒)NikonのCoolpixがあった様な気がするけどな…遠い眼差し(苦笑)
 

カードリーダー(2009)

Posted 12月 21st, 2009 by kimura No Comments

 
 今までモバイル用に使用していたカードリーダーが、現状に適応しなくなってしまった。
 
 
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 具体的にはメモリースティック (PRO-HG) Duoを使うのにいろいろ不都合。このカードリーダーには今は絶滅した「標準型のメモリースティック」しか対応できないため、新たにアダプターが必要(何故かSD HCカードにも不適応)。前回ご紹介したCFアダプターなのだが、意外に便利で家に置いておきたいのだが出かけたときにどーする? ならもう一個買う?
 メモリースティックばかりじゃなくて、SDカードも使うし…。
 
 
 だが、待て!
 要するに旧型(になってしまった)カードリーダーにわざわざ合わせるのが妥当な考えなの?と…。第一、今のほとんどのカードリーダーは、様々なメディアに直接対応しているのね。
 
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 MacBook AirにはUSBが一つしかない。しかしめったに困ることがないのだが、Hubが一緒に付いていれば万全。というわけで、Hub付きのカードリーダーを選んでいる。 
 
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 先にゲットしたのは、バッファローのもの。安くて手に入りやすい。けど、使い勝手を考えたのだろうかと思わざるを得ない、変なデザインと飛び出したままのケーブルが残念ながら携帯性を劣らせている。持ち歩けないじゃん!で、新型と探すと、あるじゃん。 
 
 
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 「moshi」、旧型より大きくなってしまい、色も黒と赤とシルバー。白が欲しいかったけど、MBAならシルバーが合っているようだけど傷と汚れ(酸化?)が付きやすい?
 
 

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Posted 12月 19th, 2009 by kimura No Comments

 
 SONYファン以外は、MemoryStick基本のSONYのカメラは回避するようにしている、と思う。元SONYファンの私でさえ、そうだから。 
 
 
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 それでもこのカメラを選んだのはそれだけの理由が…。
 コンパクトカメラの中ではサイズ(かなり小型)の割に比較的低照度でのノイズ特性が「まし」。そして最大の売りが単体のパノラマ撮影が可能で、さらに別売のクレードルを使用して自動撮影が可能になる。
  
 特に重宝しているのがパノラマ撮影なのだが、残念ながら360度は出来ないが180度近い広角度で撮影ができる。
 
 
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 このタイプのデジカメには動画撮影機能が標準だが、実は意外と使う場面があるのには少々驚いている。
 
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 手持ちのカードリーダーがMS非対応なのでコンパクトフラッシュ用のアダプターを入手したが、多少手間がかかるものの結構便利。
 
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 だが、これをいつも持ち歩くのも問題(大体、すぐ忘れる)。
 
 

最近のお気に入り

Posted 12月 15th, 2009 by kimura No Comments

 
 
 久々にコンパクトカメラを新調して約2ヶ月。なぜかいきなり2台って?
 
 勢いに任せて、か…大汗。けど結構、お気に入りで使っている。
 
 
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 今回2台はお互い一長一短で、1台では済まなかったのだ。