Posted 2月 2nd, 2016 by kimura
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TOWER RECORODのDMで、2月2日はフリッツ・クライスラーの誕生日と。
フリッツ・クライスラー、有名なヴァイオリニストで作曲家だ。特に著名な「愛の喜び」「愛の悲しみ」「美しきロスマリン」は誰もがいつか聴いたことがあるはず。大体、私でも知っていたし(^^)。
私的にクライスラーで感銘を受けた曲は「Tempo di minuetto」。
5分近くの曲で、クラシックの小曲に良くある、何度も同じフレーズが繰り返されるため、途中少し飽きると言う意見も・・・(^^ゞ。
この曲との出会いを紹介したい。
1970年代後半FM東京の日曜日午後、オーディオ評論家でミキサー(かつオーディオラボというレコード会社の社長)であった菅野沖彦が司会進行をしていたDENONライブコンサート。いろいろなアーチストがスタジオライブ演奏を生放送するという番組だった。
ヴァイオリニストのヨセフ・スークが来日してライブ演奏を行った会の事。当時はFM放送のエアチェック(要するに番組を録音すること)に嵌まっていた時期で、カセットだけで無くオープンテープでもエアチェックしていた。その時は何故だか秋葉原のF商会でパッケージに憧れて買ったBASFの7号テープをセットしていた。記憶が曖昧だが気に入った曲だけを録音していたのかは微妙だが、兎にも角にも放送最後の曲だった。ライブ放送なので時間通りに終わらなければ曲(も番組放送も)は尻切れになるのだ。それまでも尻切れになる会もあったと記憶しているが定かでは無い<爆。
残りテープの量を計算していたので、まもなくテープが終わる、だが演奏が続く。。。?
そしてなんと!曲が放送時間ギリ(番組締めの挨拶もギリギリだった)で終わると同時にテープが終わった!
何というタイミング、何と言う事だ。しかもテープが終わって尻切れになっても印象強かったこの曲の題名も不確かなままだった。クラッシックの小品を聴くチャンスが少なかったとは言え、何度も再生してその時の感銘を新たにしていた(*^^)v。
そして月日が流れ、ある時某CDでその曲に再び出会い、それがクライスラーの作品と知る。更にヨセフ・スークの曲がiTunesで買えた事に驚喜する(*^_^*)。
更にクライスラーで連想。アメリカの自動車会社。
個人的に印象深いクルマがこの二代目ボイジャーだ。ハワイであるホテルと隣接するゴルフ場間の送迎に使われていて、アメ車のイメージとは異なる質感・デザインの秀逸そして乗り心地に驚いた。残念なら右ハンドル化される事が無く、自分で買う事にはならなかった。
Posted 1月 8th, 2016 by kimura
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既に年が明け仕事を始めているが、年末年始は結局テレビ見て過ごした。
家族が不在だと、ちょっとだけ大きな画面でテレビが観られてとっても嬉しい>^_^< 。
それでも我が家の最大の画面は48型なのだ(..;)。
撮りためた番組や、放送中の番組をチェックするが、基本この時期の民放は大っ嫌いなお笑いや無能芸人のバカ番組だらけで、そんなくだらないエネルギーは不要。まだまだ復興には遠い多くの被災地の役に立てるべきだ(-_-メ)。
さて、某大先生と被ってしまうわけだが(^^ゞ、私も観た。ショパンコンクールとiPS細胞。
実は私はちょっと視点が違うかも。ひねくれ者なので(^_^;)。
ネタバレになるが、ショパン国際ピアノコンクールは5年に一度開催され、16歳以上30歳以下の年齢制限のもと3回の予選を経て本選に臨む。本選に進めるのは10名だけ。
この番組はこのコンクールを演奏からでは無く、弾くピアノを選びそれを調律する人たちと言うコンクールの裏方の有様を描く。
過去に公式ピアノだったベーゼンドルファーは今やヤマハの子会社になってしまった。昨年のコンクールでは、王者スタンウェイ、日本のヤマハ、カワイ、そして新興のイタリア製ファツィオリの4台のピアノが用意された。しかもスタンウェイ以外は調律師が日本人というのも興味深い。
ファツィオリ、全く知らなかったがそう言えばオートバイもオーディオ用スピーカーもそうだし、そもそもフェラーリやランボルギーニ、マセラティ(もちろんアルファロメオなども)が良い例としてイタリアは極めて芸術性の高い(工業)技術を誇っている。
残念ながら本選にはファツィオリを選ぶピアニストは進めなかった。更に予選でヤマハを選んだ(本選10名の内だ!)7人の内二人が本選(決勝)でスタンウェイに変えたというのも、何やら結果が見えていただけに(^^ゞある意味衝撃的だった。因みに素人的な見方からすれば、予選はソロ、本選はオーケストラとの共演と言う違いがあるから鳴り方が異なるピアノを選ぶのは極めて納得がゆく。
熱心な感想を書かれていた方のページから勝手に拝借したm(__)m画像ですが、内容がとっても参考になります。カワイを好く弾くのは相当難しいそうです。しかしやはり優れた面もあるのですねっ。
ホールの響き、調律、演奏方法、曲との相性など、ある意味昔から聴き馴染んだ(すり込まれた?)経験のある楽器が有利なのは素人でも推測出来ます。
何故かヤマハに対する印象がちょっと悪かった様に演出されている、と感じるのは私だけでしょうか(^^ゞ?でもこれを更に良い経験としてより一層頑張って欲しいものです。
Posted 11月 12th, 2015 by kimura
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Suger Babe のSONGS40周年目にリマスターをプロデュースしたのが山下達郎だと知って、半分納得・半分意外だった。ナイアガラで一緒にやっていたのに、ラジオで大滝詠一とちょっと距離を置いたような発言をしていたからだ(^-^)。
だが、Sound&Recording 2015.10の特集やラジオその他で、今回の経緯についての説明が彼自身からなされていた。
詳細は省略するとして、数々の興味深い内容のうち二つを紹介する。
一つはSound&Recording紙面特集で思い出した、1980年代当時のデジタル情勢だ。CDの登場が1982年。それを遡ること5年前に、家庭用VTRを利用したPCM録音装置が登場する。脱線するが、私がPCMを実際に扱ったのが1981年。当時念願叶って得た(と言っても、実は袖ケ浦の飯島先生の奥さんが同級生で、成り行きで私の代理になってくれてゲットしてくれた(^^))奨学金をつぎ込んだ…>_< …。
当時世界のPCMを牽引していたのはSONY。大滝詠一が持っていたSONY関係者でしか入手できなかった変換ボードを達郎が形見分けしてもらった話や、マスターをそのデジタルで遺してあった話とか実に興味深い。オリジナルマスターテープがScotch206とか、デジタル用にVTRのU-maticの話は、本当に懐かしい。私もオープンテープの206も207も使ったし(最後によく使っていたのはAmpex456)、PCMのVTRはβmax。しかも正規流通品が高額だったため、秋葉原のF商会で安く買っただの、もはや誰も知らない呪文状態だ(^^ゞ。
しかもそのβテープもいよいよ生産終了になる。
もう一つはWarner Musicサイトの山下達郎と大貫妙子の対談で話題に上った伊藤銀次の話。サエキケンゾウは有名だし最近はGReeeenの4人全員歯科医師と聞いていたが、中退してしまったがWikiには確かに大阪歯科大学とある。これも驚き(@_@;)。
Posted 11月 10th, 2015 by kimura
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最近「リマスター」がはやっている?
興味深い記事を見つけた。このライターはビートルズに詳しいらしく、リマスターの内容や視聴後の解説も初心者の私にとっては参考になる。
ビートルズのリマスター。「1」と言うことは当然続編があるのか?<苦笑
ビートルズに限らなくとも、一部の熱狂的な超マニアたちの間でオリジナル盤とか特定の貴重な盤が話題になることがあるが、そんな特別なものに少しでも近い物が容易にそして無駄な費用を使わず入手できることは大変嬉しい。
しかしその一方で、MONOを無理してStereoにリマスターする事が正しいのかは難しい問題だ。
Posted 11月 8th, 2015 by kimura
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また散財?
結局国内で在庫のあるうちに買っておけば良いのに・・・orz.
Posted 10月 30th, 2015 by kimura
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友人Aでは無い(判りづらいネタだ(^^ゞ)。
クラシック音楽には今イチの私だが、最初に買ったクラシックのLPレコードは中学の音楽の授業で聴いた曲。当時ポップスの洗礼を受けたばかりで、お気に入りのレコード会社はお気に入りの電機メーカー繋がりのCBSソニー<笑。LPは当時値上がりしてたばかりで¥2,100に。自分の小遣いが¥100の時代。
買ったレコードは室内楽。
後にカラヤンやその他の指揮者の事を知り、自分の買ったLPの評価の低さを恥じたこともあったのだが、何十年も経って実はそうではなかった。指揮者ユージン・オーマンディ。没後30年を記念してタワーレコード(このメーカーは売るためにはいろいろやり過ぎな感じも・・・)からもCD。別にこのLPが評価高いという訳では無いので残念f(^ー^;。
スターでも無いが破綻の無いステディーな、それこそプロフェッショナルな指揮者だったようだ。今聴いてもスリリングさこそ無いが、十分完成度が高いと思う。決して面白くなくはないが・・・(^^)。
Posted 10月 26th, 2015 by kimura
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クラシック音楽で、さすがの初心者に過ぎない私でもカラヤンと言う名前は知っております(^^ゞ。
最近のオーケストラの指揮者で言えば、メータ、アバド、ムーティ、ショルティ、故人ならベーム、バーンスタイン、フルトヴェングラーなど。で、最近の一番のお気に入りはヤンソンス(*^^)v。
先日NHK BSで再放送されて食い入るように見たマリス・ヤンソンスの2013年オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団ガラ・コンサート。なかでも序奏とロンド・カプリチオーソは素晴らしかった。クールなヤンソンスの指揮に対して真っ赤なドレスの長身で妖艶なオランダ人ジャニーヌ・ヤンセンのバイオリン。
画像があると臨場感もそして知らない曲に対する敷居の高さが和らぐのも面白い。
さて前出サン・サーンスの曲だが、某アニメで主人公とヒロインがコンサートで披露する曲なのだが、少しだけ調べるにしてもいろいろ興味深い事が判る。
例えば、サン・サーンスはフランス人で幼いことから才能を発揮した神童だったそうだ。名前はカミーユで、オルガン弾きで詩人。死んだ時はフランスの国葬。彼の作曲は動物の謝肉祭位しか知らないが、実はかなりの作曲数をもつ。
この曲は、チゴイネルワイゼンが有名なスペイン人サラサーテに書いた曲だが、二人は演奏旅行を供にする仲だった。当然初演はサラサーテのバイオリンにサン・サーンスの指揮と、是非聴いてみたい豪華なオリジナルメンバー。
アニメで披露されるピアノ伴奏版はカルメンやアルルの女で有名なビゼーの編曲。更にピアノ2台の編曲はドビュッシー!と更にわくわく感満載。
さてアニメでは演奏を途中で中断してしまったため、完全版はサントラで聴くことになるが、何人かの曲を聞き比べするのだが、ちょっと面白いことになった。
最も気に入ったのは録音の良いパールマンでも無く、1955年録音のオイストラフなのだ。
Posted 10月 23rd, 2015 by kimura
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クラシックとロック(ポップス等その他)との最大の差は、その曲が様々な演奏家により造り上げられて成立するか、既にオリジナルの演奏家によって完成されているか、の差だそうです。つまり楽譜があって、それを様々な解釈で演奏され他結果初めて曲として成立するクラシック、基本オリジナルの演奏者によって既に完成されてしまうロック。
確かに例えばベートーヴェンの交響曲は数多な演奏が存在します。一方レット・イット・ビー(別にゲットバックでもラヴ・ミー・ドゥでもヘイ・ジュードでも)は基本ビートルズ!まあ、ベートーヴェンやショパンの演奏などエジソンの蝋管蓄音機が発明される50年以上前なのですから、残すのは楽譜以外無理だったと言えばその通りなのですが・・・。
しかし、そういうきっかけになったのは、やはりビートルズで、それ以前は成る程同じ曲をいろいろな人たちが演奏/歌っています(*_*)。
で、クラシック。
もちろんコミック・アニメ連想で最近気に入ってるって事もありますが(^^ゞ。
ショパン。今期の男子フィギュアスケート羽生選手のSPの曲はショパンのバラード。
素人なのでどの演奏家が良いとか、どのCD・レコードが良いとかは判らないのでもっぱら雑誌頼み。幸いレンタルでも聴けたりすると、それはそれでとても嬉しい。しかしレンタルされていない演奏も気になる〜ぅ(>_<)。特に評価が高ければ高いほど気になるじゃないの・・・(--#)。仕方なくポチしてしまうことも度々<撃沈。
・・・と言う事が少し続くと、名前順に並び替えたiTunesの項目には同じ曲がいくつか並ぶことになります。そして更に演奏者(のabc)順に次々と再生もできます。素人でも何度も聞いていると、実にしっくりくる演奏とそうでもない演奏(^^ゞと、あるいは気になる演奏と気に入らない演奏と、差が出てきます。