試用
20年近く使用してきたハンドピースがいよいよ怪しくなったため、各社の互換商品を試用。希望を出したがまだ届いていないものもあるが、試用出来たものから感想。
思い返せばこのカップリングが登場した頃、他社製品などパテントのため全くなかった。そう言う意味で、他社製品も含めいろいろ選択肢があると言うことはとても素晴らしい。
この項目の条件は、K社のライトバルブ付きカップリング互換で、大きさはスタンダード・マルチスプレイ。さて、どれがどれか判るかな〜?(*^^)v
N社
S:最新製品らしく、いろいろな点の改良を加えている様子。特にプッシュヘッドのデザインが見直された。本体両側の溝も汚れが残りにくいように改良され、全体的に凹面が少ないデザインが印象的。流行の表面がつや消し仕上げだが以外と滑りにくい。4スプレー。作動(回転)音はやや甲高いが、新製品らしく静か。
T:持った瞬間、全く他機種との差が判るほど軽い。チタン製なので、傷は付きやすいかも。プッシュヘッドが高くやや狭いデザイン。側面の溝は深めで微少な汚れが少し心配。4スプレー。回転音は上記とほとんど変わらない。
実際の使用時には、暗騒音や口腔内の反響・(音の)吸収などで、多少高周波音はマスキングされる。カートリッジは共通と思われ、どちらかというとバーが深めに収まるため、少々長いバーでも安心な反面短い物(例;1201Rなど)だと作業長に不足を感じることがある。
M社
スタンダードタイプなのに今回比較した中では最もコンパクト。だが、最も重く(密度が高い?)感じる。外装の高さを押さえたためか、カートリッジの再下面が一段突出している。唯一3スプレー。最大の売りは唯一サックバックが無い(と言われている)点。同社特有の最もヘッドアングルは小さい。カップリングへのクリック感が一番強く、回転音も大きく高い。
ヘッドがコンパクトなため、上のN社に比べるとバーを維持する長さが短く、従って真逆で短めのバーは使いやすい反面、長めのバーは注意が必要。
K社
これは試用ではなく当院にある中で最も新しい(?)…>_< …もので比較参考に。 試用機に比べ2世代以上前の機種に相当し、最もヘッドが大きい。しかし重さはM社のものとあまり変わらない感じ。4スプレー。表面のデザインは旧型に特徴的な把持部分がギザギザのタイプで、細かい凹凸部分の汚染・洗浄に不安を残す。回転音は意外にも最も静か。 バーの入り込む深さもN社とM社の中間。
既に上記の試用機は返却してしまったため、実際の重量や実際のバーを装着した様子などの詳細なデータが不足して、レビューにはほど遠くゴメンなさいm(__)mです。
表面のデザインやパーツの設計など、各社想像以上の個性があって、とても面白かった(^^)。