歯科・医療: 2005年10月アーカイブ

大っ嫌い

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 Blogの良いところは、出先でも容易に書き込めるところだと思う。と、言うことで今回は画像が多分無い(だろう)。
さて久々の歯科の話題は<たはは、10/21の「もぐらのつぶやき」を見て思ったことである。。

 先日、今話題のTBS(ええい!もう、うざい<こらこら)の番組である「ブロードキャスター」での内容のこと。夜、突然母から電話をもらいTBSで歯科の最新技術を扱っているとのこと。すでにレーザー治療の部分が終わって、3Mixの話になっていた。内容は今更で、「虫歯の穴を殺菌し、神経を残す痛みのない治療。保険でできる」という、素人さんが聞いたら巷の歯医者はすべて金儲け主義のヤブだらけと捉えられるに違いなかった。もう3Mixについては、甘いも辛いも苦いも経験済みなので、それこそ適材適所で対応すべき手技なことは明らかである。

 腹が立ったのは、テレビの前できれい事を並べた歯科医師ではない(あいつらは無知なだけ)。断罪すべきはキャスターをはじめとするコメンテイターだ。歯科治療を受けて痛かっただの、辛かっただの・・・。診察して投薬で終われば、歯科治療楽上この上なし。治療が必要なほど悪化させて、これだから報われやしない。全く損な商売である。第一メインキャスターの福留がもっとも嫌悪する輩だから、最初からむかついているんだけど。

 たった一つ救われたのは、ビル・トッテン氏のコメントだ。「毎月ケアに歯科医院に行っている。痛くない。気持ちいい」・・・もう、さすがである。無知厚顔なコメンテイターはこの真意をどのくらい理解できただろうか?おそらく偉そうに時事ニュースに無責任なコメントを繰り返す輩には、おそらく理解するきっかけにもならないのだろう。

 予防の時代なのに、まだ都合の良い治療技術だのをニュースとして取り上げる制作者の無知に腹が立つ。だが、マスメディアに正しい情報さえ与えられない我が歯科医師会の怠惰に猛烈な憤りを感じるのだ。こんなきれい事を並べた放送で、どれだけ本質が見失われ、正しい道筋までの時間が失われたのかを考えると情けなくなる。

 ・・・大っ嫌い!

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