カメラ・デジカメ・パソコン: 2006年3月アーカイブ

 現在、資金も無いくせに妙な事について調べ始め、民生機の限界を感じ始めている。しかし、そんなことは最初からある程度予想が出来ていたことだし、誰もが思いつきそうな事なのに誰もがやっていないことを推測すれば、簡単に実現する事ではないと言うことも見えていた。どんなに「美しく」印刷が出来ようとも、そして品質を維持して大きく印刷できようとも、なだらかな階調を伴ったまま解像度を凝縮したフィルムを、民生用の機材でデジタル化することは容易ではないのだった。

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 だが民生用の機材の応用で上手く行かないのは、専用の機材ではないからだと言っても、残念ながらそれでもやはり「違う」ものは「違う」ことに変わりがない。そしてそういう教育というか訓練を、私のような者でさえ身につけざるを得ない不幸も(冷汗)、改めて認識するのだ<とほほ。

 しかし、それはデジタルの責任かと言えば、そうであるし、そうではない。でも、現状ではアナログに全く追いついていないのも残念ながら事実だ。同じような事はハード自体にも言える。恐らく湯水のように資金と技術を投入すれば、CDからSACDやDVDから次世代HD光ディスクの様にかなりの満足を得られるようになるはずだろう。

 私が言いたいのはデジタル化したために、アナログでは目立たなかった問題点が、より明白に表在化した面もあるのではないでしょうか?と言うことだ。例えば、医科のレントゲン写真の診断用に使われているモノクロモニターは、パソコンや家庭で使われているハイビジョンテレビに比較できないほど高細密で高価なことをご存じだろうか。だがそれでもフィルムのそれを凌駕できない現状。だが、そんなフィルムの足下にも及ばないパソコンのモニターで我々は日常の作業をこなしている。
 デジタルは、時としてそれを使う当事者を冷酷な評論家となす。様々なデジカメ掲示板やニュースサイトで評価を口にする多くの人たちの、時にしてピクセル等倍で当該画像を評論する有様は、一時期測定器を視聴室に持ち込んだりしたオーディオ評論の様でもある。事実私があれこれ装置を構成していた頃のオーディオ界というのは、音質や音色といった事が最も重要視されていた。けど、もはや好きなように好きな音楽(人によっては単なる「音(波)」かも)を、聴くべき成熟したというか枯れ果てた領域になりつつある。だが、映像はまだまだその領域には達してはおらず、そう言う点でもまだ「つけいられる?<意味不明かも」若い業界のような気がする。

 Intel CPUを搭載した新型Macは、OSの起動にWindowsで使われているBIOSではなくEFI(Extensible Firmware Interface)を採用している。そのため、同じCPUを使いながらWindowsをそのままでは起動できない。さらにWindowsの次期OSであるVistaも最初はEFIを採用しないらしいとの観測で、Intel MacでのWindowsのデュアルブートは悲観視されていた。

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 ところが、ついにというか早くも現状でそれを可能にしてしまった人たちがいるようだ。しかも公開されている!すげ〜

 不幸にして(?)今回衝動買いしたノートは旧来のG4だが、何度も買おうと思っていてまだ実現しないiMacは方針を転換しInte Macを狙っている。だからもしそうなったらデュアルブートに挑戦してみたいぞ。だが、だがである。デュアルブートというのは、再起動無しに別々のOSが一つのパソコンの一つのCPUで動いていると言うことなので、お互いにファイルを受け渡しして、って簡単にできるのでしょうか?OSに依存していない別のフォルダを介して、って言うことになれば出来るのかしら。

 案の定というか、やっぱりというか県歯は会長が続投となり、生涯研修担当も留任で、委員の継続依頼が来た。けど、「セットで」と条件出したし、「セット」の中の二人が既に辞退を申し出ているので今回でやめられそう<狂喜。PowerBookが無駄になりそうだが、しばらくはiMacの代わりに働いてもらえるしねっ!

タイトルは「機動戦士ガンダムSEED」での名セリフからです。

IntelMac買う?

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 個人的に悩んでいる。大体、Windows用のソフトはOfficeぐらいしか持ち合わせてない。別に違法コピーするなんて話ではなく、使ってもいやしないOfficeがあっちこっちにあるのだ(なんて信じられないでしょう?)。つまり、壊れたまんまのVAIOノートと信用度が殆ど無くなったDELLとレセプト用に買うたびに、使うかもなんて思いこんで、バンドルで買ってしまっていたのだった(たはは)。しかもほとんど使ってないなんて!これまた信じられないでしょ?あ〜無駄遣い<号泣。

 一方、まだ画像処理とかはMacの方が使い慣れているし、そもそもMac用のソフトしか持ち合わせしていないんだから、なんて考えると結局Macか・・・。昨年秋ぐらいから、出張先にiMacが欲しいと、最終版のG5を考えていたのだが、実際は新型のCoreDuoの方が圧倒的に速いらしいのだが、それはそれで多くの問題点があるため躊躇している(後述)。だがこれはまだ待てるのだ(何じゃそりゃ?)。

 だが、差し迫ってはノートだ(って、そっちかよ)。確かにDOS/Vノートは小さいけど、VAIOは時限的に(?)壊れる(かもしれない)し、小さいThinkPadはトラックパッドは無いし、じゃあ大きくするのかと言うとソフトのことで改めて買い入れるというのもちょっと・・・。

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 で、まず現在の12"のリプレイスにと15”を考えた。G4ならまだPCカードも使えるし、ソフトなど全て移設すればよいのだから。一瞬17"に、なんて数日迷ったのも事実。救歯会では服部先生や五十嵐先生の17"を見るたびに、羨ましく思っていたし、モータージャーナリストの清水和夫氏も17"のユーザーだし。でもあれを今の12"と同じように持ち歩くかな?と考えて、夢は消え現実に引き戻された。

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 デジカメのデータ処理などにも使えるようにと考えた訳だが、中途半端と言えば中途半端。けど、これ一台で12"の代わりにも17"の代わりにもなると考えれば、多少気が楽。兎にも角にもPCカードスロットルが最大のポイントだったから。今のMacBook Proには何故かPCカードスロットルが無い。ExpressCard/34スロットはその代用にはならないのが事実。何故そんな役に立たない機能を選んだのかは判らないが、絶対に失敗だと思うぞ。上位規格でPCカードにもそのままで対応できるExpressCard/54スロットにすべきだ。それと現在まだ多くのドライバーやATOKの様な入力支援ソフトが対応していない現状では、Photoshopのようなユニバーサルバイナリーされていないソフトが種々のニュースよりも想像以上に快適に動作しようとも、まだ「待ち」に違いない。

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さて、デジタルレントゲンの導入で今最大の困難に突き当たっているのは次の2点。

1) 口内法もデジタルにしなければ、廃液の問題はクリアできないこと。
2) PCを起動しなければ視られないし、各ユニットにモニターとクライアントのPC(DOS/V)が必要なこと。

さて、どーしよう???

Origami

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 Microsoftからまもなく発表されるというコードネーム(かっちょいー)「Origami」<ぉ?。AppleのiPod対抗製品とか噂されたが、実はWindows XPが動く小型のモバイルPCだと判ってきた。つまり画面の大きいエアボードとVAIO Uを合体させたみたいな機種らしいと、ってもう既にSONYが開発しちゃってるじゃん、MS。と言うつっこみはその通りで、違う点はTablet PCか否かしかすぎないのだ。

 ニュースはこれっきりで、さらに個人的にはこれ以上現在のWindows XPマシンは不要なので、別に買うとか言う問題ではない。それに今年後半には新OS、Windows Vistaが公開されるとなれば、当然これを搭載することにもなろう。だが、ちょっと待て、そんな事ではなく、こういう機種の今後の展開を勝手に儚く期待したい。つまりコンセプトはそのままで大画面、限定モバイルのTablet PC。もし横長17(〜20)インチの画面でそんな機種が登場したら、これは医療界にとって実に待ちこがれていたアイテムと言えるのではないか?キーボードが別で普段は画面(タッチパネルだけど)だけのノートパソコン!

 現在(当院ではまだ完全ではないが)一般に行われているのは、院内LANによって各ユニットにそれぞれPCを設置してレントゲンのデータや保険点数の入力あるいはカルテの照会・入力を行っているのが実情だろう。各ユニットにLAN配線を行い、PCを設置しキーボードやマウスあるいはトラックボールを使う。場合によってはミニタワー型のPCかも知れないし、Mac miniのような超小型のPCだったらスマートだが、とにかくPCを使用し、それとは別に液晶モニターも設置して各個にAC電源を確保してそれらをVGAケーブルで接続する・・・。
 だがそんな不思議な事態から、電力線によるLAN接続が実用化されればACコンセント一つで院内LANが完成し(遅くても良ければ無線で既に実現しているが)、しかも細かい入力を別にすればキーボードもマウスも不要って・・・(細かい部分で必要になるだろうしこれらも無線接続があるが)。そんな事が現実になれば、明らかにシャーカステン以上の代わりになり得るだろう。確実な固定ができるクレードルがあれば、最小限度の設備で済むかも知れない。そしてユニットに一台より、スタッフに一台ってのはどうだろう?

・・・と夢を見る変なおっさんであった(爆)。

幼稚な連中

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 今日、某ショールームに行った。目的はいくつかあったのだが、その一つは予約してあるカメラ用レンズの見立てだ。いくらでも欲しいレンズはあるのだが、取りあえず出来るだけコンパクトな広角気味のものが欲しいのだ。ちょうど2006PMAで発表されたPentaxのパンケーキ様レンズみたいなのを。だが最近発表されるレンズがほとんど大口径レンズ・高倍率ズームレンズなので、ちょっとがっかり。で、めぼしい物があったかというと、このメーカーには残念ながらコンパクトなものが無いのがよーく判った(泣)。

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(参考画像:今回発表されたSIGMAの4/3規格の交換レンズ群)

 一方、先行展示されているコンパクトタイプのデジカメの方は、どれも今イチだった。欲しいと思わないものばっかりで、ちょっと呆れてしまった。そう言う意味で、今回発表された分を含めてNikonのラインアップの方がまだマシと言える。

 ところでこのショールームでいつも思うのことなのは、何故(デジタル)一眼レフを手にして連写ばかりする輩ばかり目の当たりにするのか、だ。そんなに連写が必要なんだろうか??もしそうというなら、ヤツらが手にしているカメラはその最右翼ではないだろうに。掲示板でもそんな変なヤツを多くみかけるのだが、連写・AF機能・シャッター音などを要望するなら、Canonなら1D系だろうしNikonならD2系を選ぶべきだろう。280Hpのランエボやインプレッサをして、大排気量のトルク感を、とかボディ・シャーシ剛性をとか、あるいは高級感をなんて偉そうに評論しているに等しいと思うのだ。そう言う点で、デジタルカメラユーザーはまだまだかなり幼稚だと言える。オレもかも知れないけどね・・・

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