機会があって新型プリウスに乗った。レンタカーなので、グレードは一番下だろうが…
意外に空力を考えたエアダムが縁石や車止めで損傷しやすい。要改善。
簡素なデザインは好ましいが、未だに間が抜けているように感じる。
旧型で最大の弱点であるAピラーの死角は、まだ不満だが少なくなっている感じ。ミラーの視野面積とトレードオフだが、ミラーの取り付け部分が大きいために死角が大きいままだ。
最後まで不愉快だったのがステアリングに装備されたSWの質。かなり煮詰められて内容が良くなったが、ゴムで保護されたSWの動作感覚が極めて悪い。力を入れて押す必要がある上に、動作する反応も悪い。酷すぎ。
二代目から乗り換えると戸惑う第一が、スタートSWの位置(SaiやHSのスタートSWも左側にある)。左右逆になるのは極めて迷惑。さらにスマートキーを保持する場所がない。カードキーならそれでも良いのだろうけど、スマートキーは依然と容積を持っている。確かにキーホルダーが膝に当たったりするのだが…
次に指摘したいのはこのシフトレバー。積極的に動かせる極めて好ましい位置なのは素晴らしい。なら現状の全?自動は疑問。エコドライブの観点からもマニュアルシフトができるようにして欲しい。
いっそジャガーの様にもっと明かなSWにしてしまった方が潔い。そしてこのポジションにHSやSaiのような「リモートタッチ」にすべきだろう。
オーディオ・空調のSWの配置も全ての車種で異なるのもトヨタの悪い癖だろう。
好ましかったのは常にこの部分にスポットライトが当たっていることだ。二代目は夜間は全くSWが見えない。自照SWでさえないのだ。
まあ、要するに「安くコストをかけていないクルマ」だと言うことなんだろう。
エンジンの容量アップで燃費が向上しているらしいが、前回借り出した二台目と乗り方が違うので厳密な比較はできない。
グレードも車重もサスペンションも異なるが、私の二代目プリウスより完全に10%は燃費が良いと思う。従って高速燃費が改善された様だし、高速時のストレスも少なくなっている。ただバッテリーの充電力は弱くなっている様だ。もしかしたら、旧型より電力を使う方向にチューニングしているのかもしれない。
モニターをこのポジションにしたことは好ましいが、如何せん小さすぎる。車格が異なるがマジェスタのような大きなものがある。やはりコストなのだろう。ただ、SaiやHSの様にモニターがコンサバなままというのも…
キーレスエントリーも変更があり、施錠は旧モデルだと通常の鍵穴の位置に別SWがあったが、ノブの前端にある二本の筋状の部分がセンサーになっている。
ただ、借り出した車にはハッチバックドアには施錠・解錠のSWは無かった。変?
新型のこの角張ったデザインは好ましい。