「SSD」と言う言葉をご存じでしょうか?
Solid State Drive。
私のようないい年した人間には、「真空管=Tube」に対しての「半導体=Solid State」を連想してしまうのですが、現在多くのパソコンに使用されているストレージ装置であるハード・ディスク=Hard Disc Driveの代わりに、可動部品がない半導体メモリを使用する装置のことです。現在既にSONY VAIOで製品が販売されていますが、特に最近安価になったHDDに比べると、高価な割に容量が少ないのが欠点といえます。しかし、可動部品が事実上無いため立ち上がりが速くしかも転送速度も速く、軽量な上さらに比較的衝撃にも強いなどの特徴があります。SONY VAIO typeTを例に取りますと(SONY Styleで)、SONYではまぎらわしい「フラッシュメモリー」と言う言葉を使っていますが単体ですと64GBと48GBのどちらかを選択でき、更にSSDとHDD、光学ディスクのどれか一つ(光学ディスクドライブ単体は当然不可、だってOS立ち上がりませんから<笑)か二つを選択する構成になっています。容量を取る光学ディスクドライブはあると便利は便利ですがノートパソコンの設計に制限をもたらせている大きな要素でもあるようです。
現実問題として、64GBではOSに20GB割り振っても残り40GBではかなり心細いのも事実。現在のノートパソコンには100GB以上のHDDが搭載されていますから。
東芝が128GBのSSDを¥10万以内で量産するとのニュースがありました。SSD48GBを搭載した東芝dynabook SSRX1/T9Aは¥344,000程度に対しHDD 80GBを搭載したRX1/T7Aは¥217,000程度(いづれも現在製造終了)とかなり高価です。厳密な計算ではありませんが、差額¥12万+HDDの価格(約¥12,000程度)がSSD 64GB相当の価格と言えます。
さて今日は訳のわからない内容に思えるでしょうが、13インチ液晶用のLEDバックライトを発注した情報と今回の東芝の高容量SSDのニュースを合わせると、Appleが来年1月のMacworldでNANDフラッシュメモリを搭載した$1,500程度のサブノートを発表すると言う噂(AppleInsiderの記事、Apple Linkageさんより)があり、さすがに128GBは価格の点でかなり疑問はありますがMacBookとMacBook Proの間を埋める機種としてかなり実現性が高いように感じられているのです。