ようやく、レイトショーで視ました。本当は先週末に行く予定だったのですが・・・。
若干ネタバレになってしまいますが、言いにくいし、恐竜の名前みたいな主人公「ロバート・ラングドン」シリーズの2作目のこの本書のあちらこちらに、読んでいて不可解な部分が出てきます。実は第1作の「天使と悪魔」のエピソードを引きずっているんですね。ですので、映画や評判を聞きつけて、本を読んでみようかなと思われる方がいらっしゃれば、シリーズ第1作「天使と悪魔」からお読みになることをお薦めします。でも本自体が上下2冊で結構高いので、問題だよな・・・。
さて映画の出来は、娯楽作品としてそこそこ満足できる出来です。若干映画向けにストーリーや内容を変更している部分があります(上記の部分など)。そもそもこの物語自体、映画化を十分意識しているとしてしか思えないので、よくある映画と本と印象が異なるという部分が極めて少ないのも事実です。
主演のトム・ハンクスがどちらかというと禁欲的な印象の主人公を演じているのに、原作のラングドンは007ばりの「やり手?<苦笑」ですので、もしかしたら宗教界などに気を遣った演出だったのかも知れません。それに、かなりハリソン・フォードで有名になりましたがトム・クランシーのジャック・ライアン・シリーズを意識しているな、とも思いましたね。