当院での見果てぬ夢はあれこれあるけど(苦笑)、その一つがデジタル・パノラマである<いきなり撃沈。
(気を取り直して、)先月の例会で中野の西原先生が示された画像は、ある意味「実用」として納得できる範囲になってきたと言える段階にあった(プレゼンの手法は別としても<まだ拘ってる)。そしてそれは、すでにデジタル・レントゲンを導入している川崎の井上先生をして、「うちのよりはるかにきれい」と言わしめた。昨年救歯会で改装・移転・開業されたメンバーの全てが、デジタル・レントゲンというのもある意味時代の流れなのかも知れない。
確かにデンタルサイズにおいてはまだまだの感が強いが、ことにパノラマ・セファロ、断層と言った分野に於いてはデジタル化は時代の必然なのかもしれない。そもそもスキャノーラから始まる3DXやCBマーキュレイと言った歯科用CT、そしてヘリカルCTもデジタルが前提なのだ。
さて医科のようにモニターの必要とする環境が、いわゆる診療室や撮影操作盤であればモニターの設置場所としては容易だろうが、我々の立場では診断&コンサルトばかりでなく治療中にも必要となり、しかもある程度の可動性も要求される。従ってモニターの設置場所も実は頭を悩ませる点でもあるのだ。パノラマを基本的な表示対象とするならば(当然口腔内写真もだが)、できればワイド画面で19インチ以上は欲しい所だ。現在当院で使用中のレセコン(だけでないけど・・・<爆)用のモニターは20インチワイドだが、個人的にはこれくらいの大きさが欲しい。
我が親友Kの診療所も、今年あたり全面改装と若干の機器の入れ替えを計画しているらしいが、デジタル・パノラマもその計画に入っていて、もっぱらモニターの設置位置に頭を悩ませている。人によっては無線LANでノートパソコンを使用している方もいらっしゃるそうだが、それも興味深い。例えばPowerBook17"なら画面の大きさに於いても可動性に於いても十分使えるだろう。
今年のCES 20006でノートPCの画面と本体の分離型がプロトタイプとして展示された様だが、個人的には是非早期に商品化して欲しいものだ。プロジェクターを使わない限り、現在もあの無粋なVGAケーブルと電源コードが、パソコンと共に必要なのは何も進歩をしていない、取り残された領域であるのだ(画像はPC Watchより)。
話題はずれるが、DELLからも30"モニターが登場するようだ。DELLの液晶とAppleの液晶は、どちらもSamsungだから当たり前と言えば、当たり前だよな。